錯覚であるのなら、これもまた一つの恋なのかもしれない。

そう思うのは簡単だけど、現実に引き戻すのも物凄く簡単。

もうきっと会えない。
会っても未来がない。

完全妄想な恋愛感情。

何時までも続けるのはいやだから、金曜日に行きます。

あの店に。

多分、貴方は来ないんだろうな。

いても、アタシは気づかないんだろうな。

そんな、恋なの。

本当。

でも、久しぶりに感じているのよ。

ドキドキとかはらはらとか。

知りたいと思うのよ。

其の先に何があるか。

其れがたとえ、十秒でも。

エンディングロールで構わないから。

ピリオドを打たせてほしいと思う。

（そう言いながら期待する）

金曜日、せめて時間が合いますように。

貴方がアタシに気づきますように。

貴方がアタシに恋してますように。

Aからメールがきた。週末飲みのお誘い。
この前一緒に飲んだとき、愉しかったAからのお誘い。
それでも、恋にならなかったかわいいAからのお誘い。

Aもそんなき一滴たりともないと思う。

そう、そんなの解りきってる・・・んですが。

乙女って言うかなんて言うか。
妄想癖のある泥棒はかなりな勢いで其れをネタに妄想してしまいました。（苦）
ネタがあると食いつかずにいられないんです。
そういう女なんです。（変態）（・・・）

って、別にエロのほうじゃないですよ。
恋愛です恋愛。恋愛妄想。

あー、こんな風にして付き合い始めたりして、とか。
こういう会話するのかなー、とか。

そんな感じ。

別に会って疚しいことするわけじゃないけど。
其れを実践するわけじゃないけど。

しっかりしろよ、自分。みたいな。（苦）

まァ、擬似恋愛ぐらいが、あたしには丁度いいのかな。

よくワカンナイケド。

ね。

恋愛、をしないまま毎日が過ぎて。
ネットでゲイサイトを彷徨いながら、遠く感じる。

（アタシってホントにバイなのかしら）

恋をしなくなってからしばらく、
誰かとすれ違ったり、肩を叩かれたり。
時々キスをしたり、お酒を飲んだり。

それでも、あの、胸がはやる想いには程遠くて。
高鳴らない胸に呆然としてしまう。

このまま一時間一日一週間一月百万年。

アタシは誰にも情熱を傾けないまま死んで行くんだろうか。

そう思うと少し怖くて、
少しだけ、寂しい。

期待を込めた一日が終わる。

「今日も素敵な人に出会った。

けど、胸はときめかなかった。」

日記にあと何回そう書くのかと思うと、ぞっとする。

そんな、お話。